組織名称
特定非営利活動法人 チャイルドファーストジャパン
(CFJ: Child First Japan) 定款はこちら
事業内容
- 電話相談事業「虐待相談かながわ」
- ケースワーク事業
- オンブズパーソン事業
- 研究・研修事業
- 啓発事業
事業報告書等
直近年度(令和5年度)を掲載しています ※令和6年6月9日掲載
令和4年度以前は「年度ごとの事業報告書等」をご覧ください。
理事長あいさつ
『子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク(CMPN)』は、1998年7月に民間団体として発足し、2001年には特定非営利活動法人となり、それとほぼ同時に『虐待相談かながわ』を開設しました。さらに、2010年1月には国税庁より認定NPO法人として認定を受け、2015年1月には神奈川県の認定による認定NPO法人になりました。
このように発展を続けてきたCMPNは、発足当初からの悲願だった「子どものためのワン・ストップ・センター『子どもの権利擁護センター*かながわ』」を2015年2月7日に開所いたしました。
当法人は1998年から毎年、「子ども虐待に対応する『多機関連携チーム(Multidisciplinary Team: MDT)』アプローチ」をテーマとして『子ども虐待防止シンポジウム』を開催し、2004年以降は、海外から講師を招聘して国際シンポジウムとして実施を継続してきました。
この『子ども虐待防止シンポジウム』を通して、日本の性虐待対応は他の先進国よりも大きく後れを取っていることを実感しました。この問題意識に基づき、日本の性虐待対応を推進するためChildFirst Japan事業を開始しました。
2010年には、当法人ChildFirst Japan事業のメンバーがNational Child Protection Training Center (NCPTC)からChildFirst™プログラム**の正式ファカルティー(トレーナー・チーム)として認定され、日本語でRATAC®司法面接研修を実施し始めました。
翌2011年に、ChildFirst JapanファカルティーはCornerHouse Interagency Child Abuse Evaluation and Training Center (CornerHouse)からRIFCR™研修のトレーナー・チームとしても認定され、通告義務者向け研修も始めました。
また、RATAC®プロトコルを元にして、NCPTCがChildFirst®司法面接プロトコルを開発したことを受け、ChildFirst Japanも2014年11月から、司法面接研修で使うプロトコルをChildFirst®司法面接プロトコルに変更いたしました。
『子どもの権利擁護センターかながわ』の開所に伴い、事務局を移転しました。新しい事務局には2階に研修室を設置し、1階『子どもの権利擁護センターかながわ』を併用しつつ、1階の司法面接室と2階の模擬面接室を活用する『センター型ChildFirst®司法面接研修』や、1階の診察室を実習に用いる『虐待被害児診察技術研修』を伊勢原の当法人事務局で実施できるようにいたしました。
このように、『子どもの権利擁護センターかながわ』を設立し、移転した事務局に研修室や模擬面接室を設置できたのは、当法人会員 内海裕美様はじめ、多くの方々からのご寄附 約510万円、クラウドファンディングを通して寄せられたご寄附 約11万円、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の社会福祉振興助成金 約305万円、FIT(Financial Industries in Tokyo)からの支援金 約670万円の合計 約1,500万円の賜です。
*子どもの権利擁護センター:Children’s Advocacy Center (CAC)
** ChildFirst®プログラム:司法面接プロトコルの研修ファカルティーをMDTの枠組みで養成するプログラム
組織役員(2023年8月1日現在)
理事長 | 山田 不二子 | (内科医) |
副理事長 | 田中 哲 | (児童精神科医) |
理事 | 青木 豊 阿部 惠一郎 飯塚 礼子 溝口 史剛 山本 伊佐夫 藤田 香織 矢部 雅文 |
(児童精神科医) (精神科医) (CFJ「虐待相談かながわ」電話相談員) (小児科医) (歯科医師) (弁護士) (児童養護施設長) |
監事 | 村田 陽子 髙橋 温 |
(弁護士) (弁護士) |