CFJ研修会


第109回 CFJ研修会

『家庭内Child Tortrue』という虐待
~目黒事件と野田事件の被害児さんたちが教えてくれたこと~

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または こちら(PDFファイル)

2025年12月7日(日)14時より、「第109回 CFJ研修会」を行います。是非、ご参加ください。

講師:山田 不二子(医師・認定NPO法人チャイルドファーストジャパン理事長)

Torture(拷問)とは通常、捕虜やスパイから情報や自白を引き出すために、故意に重い苦痛を与える行為を指します。しかし、Dr. Barbara Knoxらは2014年に「家庭内Child Torture」という新たな概念を提唱し、以下の①と②が合併するもので、③を伴うこともあると定義しました。
① 2形態以上の身体的虐待 もしくは 長期にわたる1形態の身体的虐待
② 2形態以上の心理的虐待(つまはじき、脅し、孤立化、搾取、冷徹等)
③ 心理的・医療・教育ネグレクト

  Child Tortureの加害者は、衝動性よりも「反復・継続性」と「計画性・用意周到さ」が際立ち、「子どもに屈辱を与えること」と「子どもを服従させること」を目的とする点が特徴です。その致死率は極めて高く、Knoxらは2014年の論文で36%、2024年の論文で54%と報告しています。
 思い返せば、5歳の女児が死亡した目黒事件も、10歳の女児が死亡した野田事件も、加害行為の実態はまさにこのChild Tortureでした。しかし、いずれの事案でも発見後の対応過程において、被害児が受けた虐待の致死性が過小評価されていたのです。
  このような悲劇を二度と繰り返さないために、本研修会ではChild Tortureの概念を正しく理解し、その兆候を見落とさないためのスキルを本研修会で修練しましょう。

開催時間:午後2時~午後4時(受付 午後1時30分~)

詳細は要項(PDF)をご参照ください。

定 員 :会場:12名 オンライン:100名
会場受講は定員に達し次第締め切ります。
 ※ZOOMによるオンライン参加ができます。
 ※オンライン環境が整わないなど、ご自宅などで参加が難しい場合は、
  当法人研修室でご参加いただくこともできますので事務局までお問い合わせください。
参 加 費 :学生 550円 CFJ会員 1,100円 一般 2,200円 ※すべて税込
(大学院生・研究生・有職学生は一般扱いとなりますので、学生料金ではご参加いただけません)
場合により事前に学生証をご提示いただくことがございますのでご了承ください。
※オンデマンド配信付き

会 場 :子どもの権利擁護センターかながわ2階 研修室/ZOOMによるオンライン参加
申込期限 :2025年12月1日(月)まで

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