第93回 CFJ研修会
「虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)」の刑事司法手続き
~第23回子ども虐待防止シンポジウムに関連して~
2021年12月11日(土)14時より、「第93回 CFJ研修会」を行います。是非、ご参加ください。
開催時間:午後2時~午後4時(受付 午後1時30分~)
定 員:40名
※オンライン参加も可能です。詳細は下記 申込用紙(PDF)をご参照ください。
参 加 費 :学生 550円 CFJ会員 1,100円 一般 2,200円
会場 :ラジオ日本クリエイト 貸し会議室 会議室A(神奈川県横浜市中区長者町5-85 三共横浜ビル3F)
講師:溝口 史剛氏 (小児科医師/チャイルドファーストジャパン理事、前橋赤十字病院 小児科 副部長)
虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)は、米国では毎年200件程が訴追され、犯人性の立証困難を主とした無罪事例が1%程度発生していましたが、2016年のSBU報告以降、その割合は2%に増加し、その根拠として“新しい科学”が法廷で採用される事態に直面しました。その後、15の学術団体による国際共同合意声明、APSAC(米国子ども虐待専門家協会)の声明、米国小児科学会の新たな見解等が立て続けに出され、“傷口は早期に止血”されつつあります。
一方で、本邦におけるAHT事件の起訴は年間2桁にも至らず、たとえ起訴されても、被告人が否認すればほぼすべてが無罪となる状況となり、被害を受けた子どもたちにとって“傷口は広がり続けて”います。
米国は、司法の現場において科学をどのように取り扱い、どのように‟新しい科学“なる『ごく一部の医療者のみが声高に叫ぶ、医学界での通用性のない主張』に対応してきたのでしょうか? 今回のCFJ研修会では、第27回日本子ども虐待防止学会学術集会かながわ大会のスポンサードセッションに招聘したジョエル・モレノ教授(フロリダ国際大学 法学部)から学んだ知見をみなさまと共有したいと思います。
画像クリックでPDFを表示します
または こちら (PDFファイル)
(googleフォームが開きます)